指標管理の基礎と運用のポイント

人時生産性とは(前編)【指標管理のポイント:第2章】

会社においては、指標は非常に重要な役割を果たします。人の効率に関わる指標である、人時生産性について、人時生産性の考え方、計算方法を解説しています。

第2章:人時生産性とは(前編)

カイゼン講座:指標管理の基礎と運用のポイント

結果は出るものではなく、プロセスを管理して進めていくことで、“つくる”ものです。
本講座では、指標管理の目的や位置付け、人時生産性、設備稼働率、見える化のポイント、指標の運用とプロセス管理について解説をしていきます。

第1章:指標管理の目的と位置付け
第2章:人時生産性とは(前編) ⇒ このページはココ
第2章:人時生産性とは(後編) ※無料一般会員限定
第3章:設備稼働率とは(前編)
第3章:設備稼働率とは(後編) ※無料一般会員限定
第4章:見える化のポイント
第5章:指標の運用とプロセス管理 ※法人会員限定

第2章:人時生産性とは 目次

  1. 人時生産性の考え方
  2. 実務における人時生産性の運用について
  3. ケーススタディ
  4. 練習問題(計算練習、○×問題)
  5. 第2章まとめ

動画講義

はじめに

第2章:人時生産性とは(前編)-スライド3

まずはじめに質問です。

生産現場において最重要な2つの指標は何と何でしょうか?
人と機械でそれぞれ1つ挙げてみましょう。

正解は、人時生産性と、設備稼働率ですね!

今回は、人の効率に関わる指標である、人時生産性について学習します。

目次第2章:人時生産性とは(前編)-スライド4

第2章前編では、下記の順番で学習を行ないます。

1.人時生産性の考え方
2.実務における人時生産性の運用について

1.人時生産性の考え方

人の効率を管理する大事な指標!第2章:人時生産性とは(前編)-スライド6

まずは、「人時生産性の考え方」について確認します。

生産現場で人の効率を管理する大事な指標である、人時生産性は、1人、1時間あたりの生産性を表します。

「じんじ」ではなく、「にんじ」と読みます。

労働量に対して、どれくらいの生産が得られたか第2章:人時生産性とは(前編)-スライド7

この人時生産性は、投入した労働量(INPUT)に対して、どれくらいの生産(OUTPUT)が得られたかを表す指標です。

人時生産性は、このように、アウトプット割るインプットで計算します。

生産現場における人時生産性
第2章:人時生産性とは(前編)-スライド8

生産現場における人時生産性をもう少し具体的に表すと、一定期間における生産金額あるいは生産量、出来高工数等を、一定期間における総労働時間で割ることで求めます。

人時生産性の指標を活用する狙いは、「少ない作業時間で沢山の製品を造れるようになった時に、その頑張りがどのくらいか、客観的に分かるようにする」ためです。

作業のスピードアップの場合第2章:人時生産性とは(前編)-スライド9

では、簡単な事例をもとに、人時生産性の変化を確認します。

まずは、作業のスピードアップによる、人時生産性の向上です。

例えば、改善前は、6人1時間で60,000円の製品を造ったとします。
この時の人時生産性は、60,000円を6人かける1時間で割り、10,000円です。

では、改善により2倍にスピードが向上した時は、人時生産性はどう変化するでしょうか。

同じように計算すると、60,000円を6人0.5時間で割り、人時生産性は、20,000円となります。

つまり、半分の時間で作業が完了すると、生産性は2倍となるのです。

省人化の場合第2章:人時生産性とは(前編)-スライド10

次に、作業自体をなくし省人化した際の人時生産性の向上について確認します。

先ほどと同様に、改善前の人時生産性が10,000円の時、2名分の作業を機械化したとします。

人時生産性を計算すると、60,000円を4人1時間で割り、15,000円となります。

つまり、機械化により、6人が4人になり、人時生産性は1.5倍に向上するのです。
簡単ですよね!人時生産性の計算は、このような考え方が基本となります。

人時生産性が向上する主なパターン第2章:人時生産性とは(前編)-スライド11

では、人時生産性が向上する主なパターンを押さえておきましょう。

1つ目は、生産量が増加し、作業時間が減少するパターンです。
これは生産量が増えたのに、作業の時間は少なくなるので、人時生産性が向上するのはすぐに分かりますね!

2つ目は、生産量が増加し、作業時間が横ばいのパターンです。
これも生産量は増えているのに、同じ時間で作業が出来たことになるので、人時生産性が向上するのは当然ですね。

3つ目は、生産量が横ばいで、作業時間が減少するパターンです。
生産量が増えなくても、作業時間が減っているので、人時生産性は向上するのは分かりますね。

4つ目は、生産量が減少してしまうものの、それを上回るくらい作業時間が減少するパターンです。
生産量が減少しているのであれば、作業時間を大幅に減らすアプローチが必要ということですね。

5つ目は、作業時間が増加してしまうものの、それを上回るくらい生産量を大きく伸ばすパターンです。
作業時間が増加した分以上に生産をすることができれば、人時生産性という視点から見ると改善していることになります。

これら5つのパターンが基本形です。販売動向等から自職場の置かれた状況を考え、どのパターンで人時生産性を向上させるか、イメージしながら改善を進めていくようにしましょう。

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