本ページは、講座「k-004:トヨタ生産方式基礎講座~中級編~ 第8章:目で見る管理とアンドン」の学習ページです。
現場運営における異常管理、目で見る管理のツールの1つにアンドンがあります。このページでは、アンドンの種類と機能、活用目的、アンドン活用の目指す姿について解説をしています。
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「目で見る管理とアンドン」動画講義

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トヨタ生産方式は、今や生産活動の基本中の基本と言ってよい存在です。
本講座では、標準作業や、稼働率と可動率の違い、後工程引取り生産の成立条件等を学習することが出来ます。

第1章:標準作業とは
第2章:人の「働き」と「動き」の違い ※無料会員以上限定
第3章:見かけの能率向上と真の能率向上 ※無料会員以上限定
第4章:省力化、省人化、少人化の違い
第5章:稼働率と可動率の違い
第6章:過剰在庫が生む新たなムダ ※法人会員限定
第7章:後工程引取り生産の成立条件とは ※法人会員限定
第8章:目で見る管理とアンドン ※法人会員限定 ⇒ このページはココ

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「目で見る管理とアンドン」スライド講義

第8章目次

第8章では、下記の順で学習を行ないます。

1.異常管理とアンドン
2.アンドンの種類と機能
3.アンドン活用の目指す姿
4.第8章まとめ

1.異常管理とアンドン

はじめに、「異常管理とアンドン」について説明します。

見える化についておさらい

まず、見える化についておさらいをします。
見える化とは、問題意識・気付きを与え、改善意識を促し、問題解決の行動に繋げることを目的としています。

問題意識・気付きは、必要な情報を現場でリアルタイムに見えるようにすることで生まれます。

改善意識は、異常や問題にすぐに気付き、それと共に職場内で情報を共有化することで促されます。

そして、行動として、迅速に問題を解決し、再発防止策を打てるような仕組みをつくることに繋がります。
ただ見えるようにするだけでなく、問題解決や再発防止、仕組み化等がキーワードです。

情報のジャストインタイム

見える化のポイントの1つ目は、情報のジャストインタイムです。
情報のジャストインタイムとは、

・必要な情報だけを
・必要な人、必要な場所に
・必要なタイミングで提供しよう
という考え方です。

情報をジャストインタイムに提供し、興味を持って確実に見てもらえるようにすることが非常に大切です。

ジャストインタイムが満足出来ていない情報は、単なる数字・文字の羅列にすぎません。

活きた情報を出せているかを常に意識して、見える化を推進する必要があります。

異常管理(目で見る管理)が重要

そして、現場運営においては、異常管理(目で見る管理)が重要となります。

異常管理の流れはこの図の通りです。
まずは、何が正常で、何が異常か決め、標準化します。
そして、標準から外れた時には、それを、異常として見える化します。
異常に関しては、全員参加の改善活動により対策を検討し、再発防止策を標準化する、という流れです。

ここで、異常を見える化する手段としては、
人の動きに対しては、標準3票を、モノの状態・流れに対しては、5Sやかんばんを、ライン・設備の状態に対しては、アンドンを活用します。

異常の見える化によって、担当者は即座に異常処置を行ない、管理監督者は真因を特定し再発防止をすることが可能になるのです。

アンドンの定義

では、ライン・設備の状態を見える化する手段であるアンドンの定義です。

アンドンは、必要な情報を、必要な人に、タイミングよく知らせるための、目で見る管理のツールです。

必要な情報というのは、異常発生時の他に、品質チェック指示、刃具交換時期、運搬指示等の情報のことです。

必要な人にというのは、管理監督者、ミズスマシ、段取り者、工場長等となります。

タイミングよく知らせるというのは、「異常発生時すぐに」、「処置や対応が必要な時に」、「運搬が必要な時に」 等のように、遅すぎず早すぎず、タイミングよく、ということを指します。

2.アンドンの種類と機能

では次に、「アンドンの種類と機能」について確認していきます。

主なアンドンの種類

アンドンの種類として主なものを挙げると、個別アンドン、総合アンドン、運搬アンドンが上げられます。

個別アンドンは、各ライン・各設備の状態を表示するもので、運転状態、異常状態、修理中等を表示するアンドンです。

総合アンドンは、個別アンドンが離れている場合に、各個別アンドン上の、正常、ライン停止、異常のみをまとめて表示するためのアンドンです。

運搬アンドンは、粗材、完成品、部品等の運搬指示のための専用アンドンです。

この他にも、生産指示アンドン、情報表示板等もありますが、それぞれのアンドンの特徴を理解し、状況によって使い分けていきましょう。

基本的なアンドンの表示の見方

ではここで、基本的なアンドンの表示の見方について確認しましょう。

まず、「機械が異常等で停止している時」は、赤が点灯か点滅します。
担当者は赤の表示により機械停止状態を知り、機械を点検します。
復旧作業を行うと共に、職制は原因を徹底的に調査し、再発防止を行なうことになります。

「工具(刃物)交換や品質確認が必要な時」は、黄色が点灯します。
自動的に「黄」が点灯して機械が停止するので、担当者は、新しい工具との交換や品質確認を行ないます。
作業完了後は、機械を再起動します。

「工具交換や品質確認を実施している時」は、白が点灯します。
担当者が機械操作し「白」を点灯させ、関係者はその点灯で、その機械が何らかの作業中であることを知ることができます。

アンドン構成例

こちらの図は、個別アンドンに運搬情報を追加した場合の、アンドン構成例です。

まず、設備に異常が発生した時は、赤を点滅させます。処置者が到着し、処置している時は点灯に変えます。

また、品質チェック・刃具交換が必要な時には、黄色を点灯させます。この時、対応が遅れてしまい、設備が停止したら、赤も同時に点灯させます。

そして、運搬指示情報は、ピンク色で点灯させます。もちろん、ピンクでなくても構いません。運搬の場合も対応遅れにより設備が停止したら、赤も同時に点灯させます。

なお、処置・対応中であることが、他の場所からでも分かるように、白色を点灯させます。

この構成例は、あくまで一例です。
社内でのルールをしっかりと作り、構築することが大切であり、ルールさえしっかりとあれば、色々な工夫を入れ込んでOKです。
ただし、職場によって表示が違う場合等は、迷いや勘違いにより、作業ロスにつながるため注意するようにしましょう。

アンドンの機能早見表

こちらの表は、アンドンの機能早見表です。

どんな表示を、どんな目的で、誰に見せるか、何を見せるか、どう表示するかを記載しています。
アンドンを設置する際は、目を通しておくようにしましょう。

なお、ここに載っていない情報をアンドンで表示する際にも、誰に何を見せるべきなのか、目的をしっかりと明確化するようにしてください。

3.アンドン活用の目指す姿

では続いて、「アンドン活用の目指す姿」について説明します。

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