本ページは、講座「k-003:トヨタ生産方式基礎講座~初級編~ 第7章:7つのムダとは」の学習ページです。「ムダと言えば7つのムダ」と言われるほど有名な、トヨタ生産方式におけるムダの定義です。7つのムダにはどんなものがあるのか、どのような時に発生するのかについて解説しています。

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第1章:トヨタ生産方式とは(基本思想と2本柱)
第2章:ジャストインタイム生産とは
第3章:ニンベンの付いた自働化とは ※無料会員以上限定
第4章:ジャストインタイムと自働化の関係 ※法人会員限定
第5章:かんばんの基本について ※無料会員以上限定
第6章:平準化について(前編) ※無料会員以上限定
第6章:平準化について(後編) ※法人会員限定
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7つのムダ
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第7章目次

第7章では、下記の順で学習を行ないます。

1.トヨタ生産方式から生まれた7つのムダ
2.7つのムダについて
3.一番悪い造りすぎのムダを排除せよ
4.第7章まとめ

1.トヨタ生産方式から生まれた7つのムダ

まずはじめに、トヨタ生産方式から生まれた7つのムダについて説明します。
ものづくり企業においては、多様化する消費者ニーズに応えながら収益性を高める為に、業務を徹底的に効率化することが必要不可欠です。

そのためには、付加価値を生まないムダを徹底的に排除しなければなりません。

この付加価値を生まないムダについて、トヨタ生産方式では、「7つのムダ」として定義しています。

ムダの徹底的な排除による原価低減の達成に向け、「現場に潜む7つのムダ」を見つける目を常に持ち改善を進めることが非常に大切です。

2.7つのムダについて

では、7つのムダについて、詳細を確認していきましょう。
7つのムダは、次の通りです。

加工のムダ
在庫のムダ
造りすぎのムダ
手待ちのムダ
動作のムダ
運搬のムダ
不良・手直しのムダ

頭文字を取り、飾って豆腐と覚えると忘れないですね!
それでは、それぞれのムダについて詳細を確認していきましょう。

加工のムダ

まず、加工のムダです。

加工とは、機械加工、溶接作業、仕上げ作業、検査作業等のことを指します。

加工のムダとは、標準が決まっていないことによる必要以上の仕上げ作業や、本来不要な検査等が該当します。
従来からのやり方だからと言って、本当に必要かどうか検討せず、本来必要の無い工程や作業が無いか、という視点でムダを探すことがポイントです。

在庫のムダ

次に、在庫のムダです。

在庫は、材料、部品、仕掛品、完成品など全てが対象となります。

全ての在庫にはそこに存在する理由(目的)が必要であり、なぜ今そこに置いてあるのかを説明できない在庫は、全てムダな在庫と判断します。
なお、在庫により、問題が隠れてしまうことが一番注意しなければいけないことです。

造りすぎのムダ

次に、造りすぎのムダです。

造りすぎのムダは、7つのムダの中でも一番悪いと言われるムダで絶対に削減しなければなりません。タクトの設定や管理面の甘さから発生します。
造りすぎのムダが最悪のムダと言われる所以は、造りすぎが在庫のムダ・動作のムダ・運搬のムダを発生させてしまうからです。

更に、造りすぎている間は社員が忙しく動き続けるために、見かけ上は「手待ちのムダ」も隠れてしまうのです。
実際には、必要のないものを造ることを止めれば社員の手は空くことになり、「手待ちのムダ」を顕在化することができます。

手待ちのムダ

次に、手待ちのムダです。

手待ちのムダとは、その名の通り、作業をすることが無く、手が待ち状態のことを言います。当然、手待ちは付加価値を生みません。

気を付けたいことは、手待ちは作業者が作業スピードを調整することで簡単に隠れてしまうということです。
1個流し等の標準作業をしっかりと構築し、まずは手待ちを顕在化させることが大切となります。

動作のムダ

次に、動作のムダです。

動作のムダは、探す、しゃがむ、持ち替える、調べる等の人の動きの中で付加価値を生んでいない不要な動きのことを言います。

標準作業が誰でも同じように出来るようになっていない場合や訓練不足等で発生します。
常日頃から動作を観察し、付加価値を生んでいない動きがないか探していると、必ず動作の中にムダが存在していることに気付くはずです。

運搬のムダ

次に、運搬のムダです。

運搬のムダとは、必要以上のモノの移動、仮置き、積み替え等のことを言います。

工程のバランスが崩れていたり、モノの流れが決まっていない等のことから発生します。
特に、造りすぎのムダから発生する運搬のムダに要注意です。

不良・手直しのムダ

最後に、不良・手直しのムダです。

不良・手直しのムダとは、不良品を廃棄、手直し、造り直しすることを言います。条件管理の不備など、品質管理の甘さから発生します。

また、標準を守らなかったり、標準が決まっていないことでも発生します。不良・手直しを発生させないために、自工程完結の考え方が大切です。

3.一番悪い造りすぎのムダを排除せよ

ここで、一番悪いムダと言われている、造りすぎのムダはなぜ排除すべきか確認します。

なぜたくさん造ってしまうのか?

そもそも、なぜ売れる量よりも余分に造れるのでしょうか。

答えは簡単です。それは、人や設備を余分に持っているからです。

そして、なぜ余分に造りたがるのでしょうか。

それは、設備故障や不良等に対して、安心をしたいからです。

しかし、現在は、売れない可能性を持つモノを造り在庫になると、たちまちキャッシュリスクとなる時代です。
また、造りすぎを容認してしまうと、運搬車・リフトの増加、倉庫・保管スペースの増加等、どんどんどんどん新たなムダが発生し続けます。
更に、在庫が多すぎることにより、問題が隠れてしまい、本来潰すべきことが中々表に現れず、改善が進まないことにもなりかねません。

造りすぎのムダが発生している限り、原価が継続的に下がる体質にはなれません。

つまり、儲からない企業のままです。

そんな企業体質にならないよう、徹底的に造りすぎのムダ、そして7つのムダを排除していきましょう。

4.第7章まとめ

最後に、第7章のまとめをしましょう。
第1問、7つのムダとは何でしょうか。
加工のムダ、在庫のムダ、造りすぎのムダ、手待ちのムダ、動作のムダ、運搬のムダ、不良・手直しのムダの7つです。
第2問、7つのムダの中で、最悪のムダは何でしょうか。それはなぜでしょうか。
最悪のムダは、“造りすぎのムダ”です。
造りすぎにより付随して起こるムダがコストを上昇させてしまいます。
また、造りすぎによる在庫に問題が隠れてしまい、改善の停滞に繋がってしまうことが最悪のムダと呼ばれる所以です。

学習完了!

大変お疲れさまでした!以上で、「トヨタ生産方式基礎講座 初級編」の講義を終わります。

いかがでしたか?カイゼンの基本であるジャストインタイムや自働化は、確実に理解することが出来ましたか?

自信が無い所は、しっかりと復習を行ない、確実にカイゼン活動へ活かせるようにしていきましょう。


この講座が、あなたの今後の活動に役立つことを、心から願っています。
それではまた次の講義でお会いしましょう。

「トヨタ生産方式基礎講座~初級編~」では、今や生産活動の基本中の基本と言ってよい存在であるトヨタ生産方式について解説しています。初級編では、トヨタ生産方式の2本柱「ジャストインタイム」「自働化」をはじめ、平準化、7つのムダ等の基本について学習していきましょう。

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