真因を特定して再発ゼロ!なぜなぜ分析の進め方

なぜなぜ分析とは【なぜなぜ分析の進め方:第1章】

【真因を特定して再発ゼロ!なぜなぜ分析の進め方 第1章:なぜなぜ分析とは】の学習ページです。
第1章では、なぜなぜ分析とは何か、なぜなぜ分析の狙い等について解説しています。

第1章:なぜなぜ分析とは

◆カイゼン講座:なぜなぜ分析の進め方◆

なぜなぜ分析は、日々の業務、改善活動では欠かせない問題解決の技術です。なぜなぜ分析の考え方、進め方を習得し、日々の業務における問題解決力を上げていきましょう。

第1章:なぜなぜ分析とは ⇒ このページはココ
第2章:なぜなぜ分析実施の前に
第3章:問題解決と“なぜなぜ分析”
第4章:なぜなぜ分析の7つのポイント
第5章:慢性不具合における“なぜなぜ分析”
第6章:ヒューマンエラーと“なぜなぜ分析”
第7章:エラーを減らす工夫
第8章:なぜなぜ分析の練習問題

第1章:なぜなぜ分析とは 目次

  1. なぜを追求することの重要性
  2. なぜなぜ分析とは
  3. なぜなぜ分析の狙い
  4. 第1章まとめ

動画講義

学習スタート!

目次第1章:なぜなぜ分析とは-スライド4

第1章では、下記の順番で学習を行ないます。

1.なぜを追求することの重要性
2.なぜなぜ分析とは
3.なぜなぜ分析の狙い
4.第1章まとめ

1.なぜを追求することの重要性

なぜを追求することは、なぜ重要?第1章:なぜなぜ分析とは-スライド6

まずは、なぜを追求することの重要性について確認しましょう。

なぜを追求することは、なぜ重要でしょうか?自信を持って答えられますか?

一度起きた問題では二度と利益を失わない!第1章:なぜなぜ分析とは-スライド7

作業の抜けが発生したり、同じ不良が発生したり、同じ箇所の故障が発生したり、保全部品の欠品が発生したり、というように、日々の業務の中では、数々の問題が発生します。

問題が発生した時、その問題を処置のみで対処することを繰り返していてはどうなるでしょうか。

結果的にトラブルは再発し、同じことでロスを生んでしまうのです。

処置のみで済ませていると、いつか必ず問題は再発し、利益を失います。
人、モノ、金の貴重な経営資源を、過去に起きた同じ問題で失ってしまうのは、非常に勿体無いことです。

一度起きた問題では二度と利益を失わない。そういう姿勢で日々の問題解決を行なっていかなければいけません。

2.なぜなぜ分析とは

なぜなぜ分析とは?第1章:なぜなぜ分析とは-スライド9

では、なぜなぜ分析とは何か、確認していきましょう。

なぜなぜ分析とは、「問題をただ処置するだけではなく、「なぜ」を繰り返し、問題を深堀して、根本原因を対策することで再発を防ぐ考え方」のことを言います。
英語で言うと「Root Cause Analysis,RCA」です。

なぜなぜ分析は、もともとトヨタ自動車の問題解決の考え方から生まれたもので、今では世界的に活用されている分析手法です。

「5なぜ分析」、漢字で表記した「何故何故分析」、「5なぜの法則」と呼ぶこともありますが、同じ考え方として使われます。

なぜなぜ分析を正しく実施出来ていない職場では・・・第1章:なぜなぜ分析とは-スライド10

この「なぜなぜ分析」は、問題解決に非常に有効な手段となりますが、正しく実施出来ていない職場も多いのが実情です。

例えば、問題となる現象・事象に対して、なぜを経験・勘だけで決め付け、結論ありき、途中省きを繰り返しているケースも多々あります。

他にも、結論が出てから「なぜなぜ分析」を行なっている意味の無いケースや、「なぜ」が全く繋がっていないケース、そもそも現象が大き過ぎてはっきりしておらず、何を分析したいのかよく分からないケースも散見されます。

こういった職場では、「対策をしたが不良が減らない!」「故障が減らない!」といった状況になってしまうのも無理はありません。

なぜなぜ分析を正しく実施できていなければ、当然効果も出ません。
言葉のお遊びになっているような分析を止めて、効果・成果を出すための「なぜなぜ分析」を進めて行く必要があるのです。

真因が出るまで続けよう!第1章:なぜなぜ分析とは-スライド11

では、なぜなぜ分析の基本となる考え方を確認しましょう。
真因を特定し、再発防止策を打つために、次のように「なぜ」を5回繰り返します。

問題となる事象に対して、
1回目の「なぜ」
2回目の「なぜ」
3回目の「なぜ」
4回目の「なぜ」
5回目の「なぜ」
というように繰り返していきます。

「なぜ」を繰り返していく過程で、挙がってきた各要因を現地現物で確認・判定し、問題ないことが確認された場合には、そこで「なぜ」をやめます。

最終的に、残った要因が「真因」と呼ばれ、この真因に対して、再発防止策を打っていきます。真因は1つとは限りません。

このような考え方が「なぜなぜ分析」の基本です。
なぜ1、なぜ2のレベルで深堀りを終わらせずに、再発防止策に繋がる真因が出るまで「なぜ」を続けることを意識していくようにしましょう。

「なぜ」は必ず5回繰り返さなければいけない?第1章:なぜなぜ分析とは-スライド12

ここで、よくある質問である、「なぜは必ず5回繰り返さなければいけないのか」について考えてみます。

基本的には、「なぜ」は何が何でも必ず5回である必要はありません。
無理に5回繰り返そうとして、繋がりのないものになったり、意味の無い分析をするのは避けなければいけません。

ただし、再発防止策に繋がる真因を導くためには、一般的に5回が目安と言われています。
なぜなぜ分析発祥のトヨタ自動車では、新人の頃は「必ず5回繰り返せ!」と言われて育つそうです。
なぜなぜ分析の力がまだ不十分だと感じているのであれば、まずは5回繰り返すことにこだわってみることで、分析力の向上を図っていくことをオススメします。

対策は真因の裏返し!第1章:なぜなぜ分析とは-スライド13

基本的に、対策は真因の裏返しです。真因がしっかりと特定できれば問題の9割は解決したと考えても構いません。

例えば、「工場内で転倒した」という事例に対して、「足を滑らせた」「不注意だった」という分析で終わってしまっていては、「注意する」「注意喚起する」程度の対策しか出てきません。
このような分析では、いずれまた発生してしまうことは、火を見るよりも明らかです。

そうではなく、「足を滑らせた」→「床が濡れていた」→「A設備から水漏れが発生していた」→「ジョイント部分が劣化したままになっていた」→「定期点検から漏れていた」というように真因を特定していくと、「A設備のジョイントを月に1回定期点検を行なう。」といった対策が出てくるのです。
この場合、5回目のなぜの時点でほぼ問題は解決していますよね!

分析手法の比較
第1章:なぜなぜ分析とは-スライド14

ここで参考として、不具合分析における、各種手法の特徴を確認していきます。

PM分析は、慢性不具合を対象にした分析手法です。不具合の発生メカニズム・原理の分析技術が求められます。
FMEAは、潜在不具合を対象にした分析手法です。製品・製造工程の設計原理の分析技術が求められます。
FTAは、発生確率予測を行なう分析手法です。現象の理論的展開力が求められます。
FMEAはボトムアップ、FTAはトップダウンの分析手法です。

そして、なぜなぜ分析は、発生不具合に対する分析手法です。あるべき姿との比較検討力が求められます。

なぜなぜ分析の特徴としては、
・深い理論を必要とせず気軽に着手できること
・全員参加の議論でメンバーのレベルアップが期待できること
・完成した資料は会社の技術資産になること
等が挙げられます。

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