QC検定対策

ねらいの品質とできばえの品質 ~品質の概念~

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【QC検定学習ページ】ねらいの品質とできばえの品質の違いを理解しよう!

ねらいの品質とは

ねらいの品質とは、製品の目標として設定する品質のことを指します。設計図、製品仕様書等に定義されており、設計品質とも呼ばれます。ねらいの品質は、顧客の要求をしっかりと聞き、それに合うように設定していきます。「顧客の要求にどれだけ合致しているか」が、ねらいの品質の良し悪しを決める大事な要素となります。

できばえの品質とは

できばえの品質とは、実際に製品として製造した際の品質のことを指します。製造品質、適合品質とも呼ばれます。実際の製品が、ねらいの品質で要求されたことをどれだけ満たしているかが、できばえの品質の良し悪しを決めることになります。
基本的には、ねらいの品質を目指して製造を行ないますが、必ずしもねらいの品質通りに製品が出来上がるとは限りません。従って、ねらいの品質とできばえの品質の2つに分けて考えることが必要になってくるのです。

品質を満足させるためのポイント

顧客には、できばえの品質で製品を提供していくことになりますが、どのような点に気を付けていけばよいのでしょうか。もちろん製造時の材料・部品の品質や作業品質を高めることは欠かせません。しかし実際には、ねらいの品質をどのように決めるかにかかっていると言っても過言ではないのです。どういうことでしょうか?

ねらいの品質を決定する際には、ただ顧客の要求を考えるだけではいけません。製造段階で不適合品の発生しにくい仕様とすることや、低コストで製造できる仕様とする等、「製造のしやすさ」も考慮に入れておくことが必要となるのです。なぜならば、製品の仕様により不適合品の発生しやすさは大きく変わってくるからです。従って、設計段階では、「造りやすさ」の視点でもしっかりと関係者で検討し盛り込んでおくことが必要となります。

更に、顧客の要求する“品質”には、単純な製品の仕様だけでなく、納期や価格も含まれます。そのため、短納期、低コストで製造できる仕様とすることも顧客の要求する品質を満たすための大切な要素となるのです。

なお、実際には、設計部門が決めたねらいの品質に対して、製造部門が製造を行うというように、「ねらいの品質を決める部門」と実際に「できばえの品質を実現する部門」が異なるのが一般的です。しかし、製造のことを考慮に入れなければねらいの品質を決めることはできません。つまり、ねらいの品質を決める際には、設計部門だけの部分最適な視点で検討するのではなく、製造に関わる部門とも連携し、全体最適な視点で検討することが必要不可欠となると覚えておきましょう。

QC検定対策にも最適!品質管理の基礎知識 記事一覧

品質の概念

※記事更新中!全て揃うまでもう少々お待ちください!
1.品質の定義
2.要求品質と品質要素
3.ねらいの品質とできばえの品質
4.品質特性,代用特性
5.当たり前品質と魅力的品質
6.サービスの品質,仕事の品質
7.社会的品質
8.顧客満足(CS)、顧客価値

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