QC検定対策

部分最適と全体最適とは ~QC的ものの見方・考え方~

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若手社員がイキイキと働けるような環境づくりの一端を担うはずの「教育」。会社として教育の全体像が描かれていないため、多くの企業では「点」の教育しか行えていないのが実態です。なぜ教育が活性化しないのか、その答えの1つに体系化があります。本コラムでは、製造業をはじめとした多くの企業における共通の課題である「教育の体系化」について、多くの企業でやりがちな失敗例と具体的な進め方について紹介しています。

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【QC検定学習ページ】部分最適と全体最適とは

部分最適ではなく全体最適で物事を捉えよう

部分最適とは、全体の中の一部や個人だけが最適な状態を優先する考え方を指します。一方、全体最適とは、全体の中の一部や個人だけが最適な状態ではなく、組織全体が最適な状態になることを重視する考え方を指します。

仕事においては、部分最適を追求するだけでは全体最適にはなりません。例えば、いくら工場で製品をたくさん製造しても、営業部門が注文を取ってくることが出来なければ、造った製品が売れ残り、廃棄になってしまうこともあります。工場では、造れる分だけたくさん造ると、仕事量が増え生産性も上がりますが、会社全体で見ると最適にはなっていません。これが部分最適です。

本来は、注文の状況を見ながら、工場ではそれに見合った分を予測し、製造し供給する姿を目指していかなければいけません。この視点が全体最適となります。

仕事においては、気付かないうちに、どうしても自分の都合で物事を見てしまうことがあります。よく部門間の壁や衝突が発生してしまうのは、お互いが部分最適の考えで仕事を進めてしまうことが一因です。

全体最適で見るために必要なこと

部分最適を改め、全体最適で物事を進めようとすると、どうしても反発や障害が生じてしまいます。それらを克服するためには、何を行なったらよいでしょうか?

それは、社内の意識改革です。反発や障害の大部分は、管理者や担当者が部分最適の考えに偏っていることが原因の1つです。限られた経営資源で、自部門のパフォーマンスを最大化させる責任を担う管理者や担当者が、自分たちの部門が最適になる考えや行動をしてしまうのは、ある意味当然かもしれません。

しかし、あくまで会社として利益が第一です。特定の部門だけが最適な状態になっても、全体として最適になっていなければ、何の意味もありません。従って、全体最適を優先するという意識を、管理者はもちろん社内の全員が持つように促していくことが求められます。

そのためにも、トップの強いリーダーシップは欠かせません。なぜならば、全体最適への取り組みは、過去のやり方を大きく否定することも少なくないからです。過去を否定してでも全体最適へ向かう意思をトップ自らが発信しなければ、壁を乗り越えることはできません。トップのぶれない意思があって初めて、自分たちの都合よりも全体最適を優先する良き風土がつくられていくことになります。

考えてみれば当然のことでもある全体最適。しかし、実際には部分最適になってしまっていることが多いのも実際です。気付かないうちに部分最適の視点に陥ってしまわないように、全体最適の視野で物事を見ることが出来ているか、日頃から意識的に自問自答することが大切です。

QC検定対策にも最適!品質管理の基礎知識 記事一覧

QC的ものの見方・考え方

※記事更新中!全て揃うまでもう少々お待ちください!
1.品質優先、品質第一
2.マーケットインとプロダクトアウト
3.顧客の特定
4.Win-Win
5.後工程はお客様
6.プロセス重視(品質は工程でつくる)
7.特性と要因,因果関係
8.応急対策,再発防止,未然防止,予測予防
9.源流管理
10.目的志向
11.QCD+PSME
12.重点指向とは
13.部分最適と全体最適とは
14.三現主義と5ゲン主義
15.見える化
16.潜在トラブルの顕在化
17.ばらつきに注目する考え方
18.全部門,全員参加
19.人間性尊重,従業員満足(ES)

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