部下とのコミュニケーション術

部下との関係性を良くするために(後編)【チームを活かす部下とのコミュニケーション術:第2章】

後編では、「部下の悩みを積極的に聞き出す努力をしよう」「Iメッセージを積極的に使おう」について解説しています。

第2章:部下との関係性を良くするために(後編)

◆カイゼン講座:チームを活かす部下とのコミュニケーション術◆

職場の成果は、上司と部下がどのような関係性をつくり、どのようにマネジメントするかに懸かっていると言っても過言ではありません。
どのように部下と接したらよいか 迷っている方、部下との接し方を指導したいトップの方等、幅広く学んで頂ける内容となっています。

第1章:部下が育たないのはなぜか?
第2章:部下との関係性を良くするために(前編)
第2章:部下との関係性を良くするために(後編) ⇒ このページはココ
第3章:褒め方と叱り方のポイント※無料一般会員限定
第4章:正しい報連相とは?(前編) ※無料一般会員限定
第4章:正しい報連相とは?(後編) ※法人会員限定
第5章:チームが最大の成果を出すために(前編) ※法人会員限定
第5章:チームが最大の成果を出すために(後編) ※法人会員限定

第2章:部下との関係性を良くするために 目次

  1. 離職率とコミュニケーション量の関係
  2. “教える”とは何か?
  3. 関係性を良くするために行なう3つのこと
  4. 第2章まとめ

動画講義

学習スタート!

目次第2章:部下との関係性を良くするために(後編)-スライド3

第2章後編では、下記の順番で学習を行ないます。

3.関係性を良くするために行なう3つのこと
2) 部下の悩みを積極的に聞き出す努力をしよう!
3) I(アイ)メッセージを積極的に使おう!
4.第2章まとめ

3.関係性を良くするために行なう3つのこと

部下の悩みを積極的に聞き出す努力をしよう!第2章:部下との関係性を良くするために(後編)-スライド5

部下との関係性を良くするために行なう3つのことの2つ目、「部下の悩みを積極的に聞き出す努力をしよう」 について説明します。

多くの場合、部下が悩みを話さないのは、上司が話してしまうからだと言われています。
どうしても上司や先輩は、過去の経験から、話の途中で、「それはね、こういうことなんだよ。だから、こうすべきだよ。」とついつい話してしまう傾向にあります。

あなたが部下だった時に、報告の途中に上司から話を遮られてしまい、結局自分の言いたいことが言えなかったという経験があるのではないでしょうか。

このようなことが続くと、部下の心理としては、「相談しても、どうせ最後まで聞いてくれないから、話しても意味が無い」 と思ってしまうのは当然のことです。
そこで、普段から部下の話や悩みを最後まで聞く機会を、意識的に増やしていくことが必要不可欠なのです。

雰囲気づくりをしていくことが第一歩第2章:部下との関係性を良くするために(後編)-スライド6

部下の悩みを聞くときの注意点を確認しておきましょう。

悩みを聞くと言っても、「最近どう?何か悩みはない?困っていることはない?」というような大雑把な聞き方ではいけません。

急にこのような聞き方をしてしまうと、部下は「いえ、特にありません。」と答えます。

でも一方で心の中では、「いやいや、悩みなんて話せる雰囲気ではないよ。」と思っていることでしょう。
いくら上司だといっても、大抵の場合、心を開いていない人には自分の悩みを相談することはありません。

こうならないように、最初は気軽に誰でも答えられるような質問から始め、徐々に心を開いてくれるように雰囲気づくりをしていくことが第一歩です。

「今日は昼ごはん何食べた?」等、はじめは本当に気軽なものでいいのです。
焦らずに少しずつ確実に心を開いてくれるように努力をしていきましょう。

Iメッセージを積極的に使おう!第2章:部下との関係性を良くするために(後編)-スライド8

では最後に、3つ目の 「Iメッセージを積極的に使おう」 について説明します。

人のメッセージには、大きく分けて2種類あります。YOUメッセージとIメッセージです。

YOUメッセージというのは、「あなた」 が主語のメッセージのことを言います。例えば、
「あなたは、仕事が早いね。」
「あなたは、よく頑張ったね。」
「あなたは、今まで一体何をしていたんだ!」
等です。
このように、YOUメッセージとは、あなたは○○だね。と相手を主語にして、観察したことや感じたことを伝えるメッセージです。

一方で、Iメッセージというのは、「わたし」 が主語のメッセージのことを言います。例えば、
「わたしは、君のおかげでとても助かったよ!」
「わたしは、君が手伝ってくれて、すごく嬉しかったよ!」
等です。
このように、Iメッセージとは、発信する人が感じたことや思っていることなど、素直な気持ちを伝えるメッセージです。

YOUメッセージの特徴第2章:部下との関係性を良くするために(後編)-スライド9

YOUメッセージの特徴を確認しましょう。

YOUメッセージは、発信する側の主観で話しているため、本人は何となく受け入れにくいと感じることがある伝え方です。
例えば、自分では仕事が遅いと思っている人に対して、「あなたは仕事が早いね。」と言われても、全く嬉しくないどころか、「馬鹿にしているのか」と感じてしまうことすらあります。

これでは伝えたい人に、発信する側の意図が十分に伝わりません。
一般的に、YOUメッセージでは、たとえ話し手が意図していなくても、「こうすべきだ」 という断定的な響きや非難のニュアンスが含まれてしまいがちです。
よかれと思って発信したメッセージでも、うまく伝わらない時は、このYOUメッセージを多用しているときかもしれません。

Iメッセージの特徴第2章:部下との関係性を良くするために(後編)-スライド10

一方で、Iメッセージの特徴はどうでしょうか。
Iメッセージは、相手を「評価」するニュアンスが含まれていないため、相手にとって受け取りやすいという特徴があります。

感情の赴くままに言葉を発してしまうと、YOUメッセージになりやすいため、熱くなったときこそ相手が受け取りやすいIメッセージを積極的に使うようにしましょう!

今一度、上司である方は、自分がYOUメッセージばかりを多用していないか、そして、部下に自分の正直な気持ちをIメッセージで発信出来ているか、振り返ってみましょう。
特に部下を承認したい場合は、このIメッセージは非常に強力な伝達方法です。

今日から毎日1個、Iメッセージを発信してみましょう。

具体例で確認してみましょう!第2章:部下との関係性を良くするために(後編)-スライド11

ここで、YOUメッセージとIメッセージの違いを具体例で確認してみましょう。

子供が遅く帰ってきた時の、親の発言に関するケースです。
怒りの感情が先走ってしまい、「おまえはこんな遅い時間まで一体何をしていたんだ!」と発言してしまったとします。

このような言い方をされた時の相手の感情は、「うるさい!」「ほっといてくれ!」「関係ないだろ!」というような反発が生まれてしまう可能性があります。
それは、この親の発言に「お前が悪い」という非難のニュアンスがあるからです。

これでは、たとえ当然の指摘をしたとしても、受け手側が素直に受け入れてはくれません。

第2章:部下との関係性を良くするために(後編)-スライド12
従って、非難ではなく、「(わたしは)何かあったんじゃないか、心配していたよ。」というような、Iメッセージで伝えると上手くいきやすい傾向があります。

このような言い方をされた時の相手の感情は、「次からはもっと早く帰ってこようかな。」「悪かったかな。」というような反省の気持ちになりやすい傾向があります。
それは、親の発言が非難ではなく、心配だったという素直な気持ちだからです。

このような伝え方をすると、きっと相手はあなたのメッセージを素直に受け入れてくれるでしょう。

感謝をすることは相手を肯定すること第2章:部下との関係性を良くするために(後編)-スライド13

感謝をすることは、相手を肯定することです。

普段の仕事の中でも、上司のあなたが部下を「肯定」してあげれば、部下は 「いつも上司がちゃんと自分を見ていてくれてるんだ」 という安心感を持つことが出来ます。
そしてそれが、もっと頑張ろう! という感情の芽生えに繋がっていきます。

あなたもIメッセージを使って、部下を積極的に肯定してあげましょう。

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