講座ナビ
第1章:企業活動のキホン方
第2章:改善活動の考え方と進め方
第3章:問題と課題の違い
第4章:生産管理の3要素「QCD」とは ⇒ このページはココ
第5章:三現主義、5ゲン主義とは
第6章:5W2Hとは
第7章:PDCAサイクルとは
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「生産管理の3要素「QCD」とは」動画講義
「生産管理の3要素「QCD」とは」スライド講義
1.生産活動とQCD
より良いモノを、より安く、タイミング良く欲しい!
工場は、材料を購入し、製品を製造します。
この時、支払いを行ない、お金が出ていきます。
製造が完了した製品は、出荷・販売され、顧客に届きます。
この時、対価として、お金が入金されます。
当然ながら、顧客からの入金がなければ工場は存続することは出来ません。
これが工場のお金の流れの基本であり、お客様あっての生産活動なのです。
なお、お客様は、「より良いモノを、より安く、タイミング良く欲しい!」というニーズを必ず持っています。
従って、生産活動においては、この要求を満足させなければいけません。

お客様のニーズに応えるために・・・
人、モノ、設備、作業方法の、
4Mを適切に組み合わせることで、生産管理の3要素を満足させなければいけません。
生産管理の3要素とは、
Q 品質、C コスト(価格)、D 納期
の3つです。
このQCDは生産活動に携わる人は、常に頭の中に入れ仕事を行なうようにしましょう。

2.生産管理の3要素の優先順位
3要素はどれも重要!しかし・・・
第1優先は、品質です。
品質は、何よりも最優先です。
品質が落ちると、クレームにより信頼が低下し、注文がもらえないことにもなり得ます。
また、手直し、やり直しにより、納期遅延やコストアップへも繋がってしまうことになります。
第2優先は、納期です。
現代では、納期は注文決定の重要要因の1つです。
納期が長いと、注文をもらえません。
また、納期に遅れても信頼が低下し、注文がもらえなくなってしまいます。
そして、コストです。
優先度は3番目とは言え、コストは利益に直結します。競争力へも直結します。
コストが高いと、当然利益は出ません。
そして、価格が高いと、お客様から注文をもらえません。
企業においては、「Q:品質」は絶対です。更に、「D:納期」で他社との優位性を持ち、「C:コスト」を下げて競争力を獲得していくようにしましょう。

3.生産管理の3要素の管理のポイント
要求に応えるためにはどうすればよいかを見極める
顧客の品質要求を明確にし、顧客の価格要求に応えるためには、どういう造り方をすべきか見極めることが求められます。
なお、必要以上の品質(過剰品質)はコストを上昇させ、結果的に顧客要求に応えられないことになるので注意しなければいけません。
そして、納期に関しては、顧客要求を守るためにはどう生産をコントロールすればよいか見極めることが求められます。
なお、出来ない納期を約束して顧客の信頼を失わないように注意しなければいけません。

4.第4章まとめ
確実に覚えよう!
また、手直し、やり直しにより、納期遅延やコストアップへ繋がってしまいます。
納期に遅れても信頼が低下し、注文がもらえなくなってしまいます。

以上で、「改善活動の基礎講座~カイゼンの基本編~ 第4章:生産管理の3要素「QCD」とは」の講義を終わります。
このコンテンツが、あなたの今後の活動に役立つことを、心から願っています。
引き続き、その他の講義も是非ご覧ください。
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