第3章:問題と課題の違い

問題と課題の違い【改善活動の基礎講座-カイゼンの基本編:第3章】

本ページは、講座「k-001:改善活動の基礎講座~カイゼンの基本編~ 第3章:問題と課題の違い」の学習ページです。
第3章では、問題と課題の2つの言葉について、辞書上の意味の違いや2つの関係について確認し、問題と課題の使い方の練習問題等で学習していきます。

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問題と課題の違い(1)
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「問題と課題の違い」動画講義

「改善活動の基礎講座~カイゼンの基本編~」他の章の学習はココをクリック!
改善活動では、カイゼンの基本、基礎知識を確実に理解した上で活動をすることで、より大きな成果を獲得することが可能です。
本講座では、「問題と課題」「QCD」「三現主義、5ゲン主義」「5W2H」「PDCAサイクル」等、ビジネスマンとしては当然知っていなければいけない考え方・知識を確実に習得していきましょう。

第1章:企業活動のキホン
第2章:改善活動の考え方と進め方
第3章:問題と課題の違い ⇒ このページはココ
第4章:生産管理の3要素「QCD」とは
第5章:三現主義、5ゲン主義とは
第6章:5W2Hとは
第7章:PDCAサイクルとは

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「問題と課題の違い」スライド講義

1.はじめに

正しいものは?

はじめに、次の発言において、「問題」と「課題」の使い方が正しいもの、間違っているものはどれでしょうか。

今期、品質に関するトラブルが増加したことは大きな課題だ!

売上計画に対する進捗遅れは最大の問題だ!

検査担当者の検査技能向上が第一製造課の一番の問題だ!

さて、いかがでしょうか。パッと分かりましたか?
この使い方の間違いを明確に出来ることが本講義の狙いです。

第3章:問題と課題の違い-スライド5

2.辞書上の意味の違い

広辞苑でそれぞれの意味を確認してみよう!

広辞苑で、それぞれの意味を引いてみると、問題は、「研究・論議して解決すべき事柄」と記されています。
一方、課題は、「課せられた題・問題」と記されています。

何だか、分かるようでよく分かりませんね・・・

しかし、ビジネス上では、問題と課題は明らかに区別して使用されています。
では、ここから、この2つの違いを明確にしていきましょう。

第3章:問題と課題の違い-スライド7

3.問題と課題の関係

現状と目標にはギャップがある

物事には、現状があります。
現状は、今はどうなっているか、つまり実際の姿、予想される状態、予期せぬ結果などです。

そして、それに対して、目標があります。
目標は、どうならなければいけないか、つまり、あるべき姿、期待される結果、ありたい姿などです。

この2つには当然ギャップがありますが、これが問題となります。目標と現状の差、解決すべき事柄のことです。

なお、問題点というのは、問題全体の中の一部であり、改善可能なこと、手を打つことが出来ることを洗い出したものです。

そして、課題とは、目標と現状の差を埋めるために、やるべきこと、やると決めたことです。

以上のように、問題というのは、現状と目標に差が発生しているという事実のことであり、課題というのは、その差を埋めるためのアクションという関係があるのです。

第3章:問題と課題の違い-スライド9

一言で表すと・・・

もう少し分かりやすく一言で表すと、問題とは、発生しているネガティブな事柄のことです。

そして、課題とは、そのネガティブな事柄を解決するために行なうことであり、ポジティブな表現で自分達の意志が入ったものなのです。

これだと違いが分かりましたよね!
聞かれたらバッチリ答えられるように覚えておきましょう!

第3章:問題と課題の違い-スライド10

ブタ君を例に説明!

それではここで、問題と課題の違いを、ブタ君の体重を例にとって説明します。

まず、現状は、ブタ君の体重が100kgあることです。
それに対して目標は、70kgと設定するとします。

この時、問題は、目標より現状が30kg重いことです。

問題点は、食事の時間が不規則であること、間食が多いこと、お酒を飲む量が多いこと等が挙がります。

これらのことからブタ君の課題は、「食事は21時までに済ますにはどうしたらよいか。」「定期的に運動するにはどのような生活サイクルにしたらよいか」等となります。

目標との差が30kgという問題に対して、どうやって食事制限するか、どのような生活サイクルにするか、というのが課題です。

第3章:問題と課題の違い-スライド11

4.問題と課題の使い方の練習問題

問題?課題?

現在、営業部でミーティングを行なっています。
今から、営業部の「問題」を挙げようとしています。次の発言は、正しく「問題」を挙げているか考えてみましょう。

「今月の販売計画が遅れている。」
これはいかがですか?

そうです、これは「問題」であり正しい使い方です。
この問題を課題へ落とすと、「顧客へのテレアポ件数を2倍にする」等のようになります。

「お客様から頂く注文書に不備が多い。」
これはいかがですか?

そうです、これも「問題」であり正しい使い方です。
この問題を課題へ落とすと、「注文書の記載内容を明確化し、お客様に理解して頂く」等のようになります。

「自分の担当顧客以外の進捗情報も見える化管理が必要だ。」
これはいかがですか?

そうです、これは問題ではなく課題ですね。
問題は、「自分の担当顧客以外の進捗情報が分からない」等が正解です。

「特別な注文処理をしなければいけない顧客の手順マニュアル化が必要だ。」
これはいかがですか?

そうです、これも問題ではなく課題ですね。
問題は、「注文処理方法が担当者しか分からない」等が正解です。

「在庫がすぐに分からないので、お客様に納期回答がすぐに出来ない。」
これはいかがですか?

そうです、これは「問題」であり正しい使い方です。
この問題を課題へ落とすと、「在庫情報のリアルタイムでの見える化をする」等のようになります。
ここまで来たら、問題と課題の違いに直ぐに気付くことができましたよね!

第3章:問題と課題の違い-スライド13

5.第3章まとめ

第1問、問題とは何か説明してみましょう。
問題とは、「発生しているネガティブな事柄」のことです。

 

第2問、課題とは何か説明してみましょう。
発生しているネガティブな事柄を解決するために行なうことで、ポジティブな表現で自分達の意志が入ったものです。

 

第3問、問題点とは何か説明してみましょう。
問題全体の中の一部で、改善可能なこと、手を打つことが出来ることを洗い出したもののことです。
第3章:問題と課題の違い-スライド15

カイゼンベース(イラスト)

以上で、「改善活動の基礎講座~カイゼンの基本編~ 第3章:問題と課題の違い」の講義を終わります。
このコンテンツが、あなたの今後の活動に役立つことを、心から願っています。
引き続き、その他の講義も是非ご覧ください。

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本講座では、「問題と課題」「QCD」「三現主義、5ゲン主義」「5W2H」「PDCAサイクル」等、ビジネスマンとしては当然知っていなければいけない考え方・知識を確実に習得していきましょう。

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第2章:改善活動の考え方と進め方
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