形跡整頓(けいせきせいとん)とは
例えば、工具台車にいて、型をくり抜いておくことで、もとの場所に戻さなければ入らない、あるいは隙間が出来るといった方法があります。
また、工具掛けにおいて、工具の形を表示しておき、同じ形の場所に戻すといった方法もあります。
どの方法で姿置きを行なうかは、作業内容や使用頻度、レイアウト等によっても変わってきますので、自職場に合う方法を考えて選定するようにしましょう。
これらの工具台車・工具掛けの姿置きにより、「工具の紛失にすぐに気付く」「間違った場所に置いた時にすぐに気付く」といった効果があります。自分の職場でもこのような形跡整頓(姿置き)を活用できないか、検討してみましょう。
なお、あくまで姿置きは「迷いや間違いを無くし、効率を高める手段である」ことを忘れないように注意をしましょう。よくある失敗事例としては、高頻度で使用するにも関わらず、少し離れた工具掛けに毎回置くと言うように、無理なルールをつくってしまい、結局誰もルールを守らなくなるケースです。手段が目的とならないよう、作業性の変化や効果の検証を忘れないようにしましょう。

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