本ページは、IE実践講座「i-004:時間研究の考え方と活用法」からPTS法について一部抜粋してお送りしています。
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PTS法とは何か?考え方と基準値について解説

PTS法はどんな考え方?

PTS法とは、人が行う作業を基本動作(微動作レベル)まで分解し、その基本動作に前もって定められた時間を算出し、そこから作業時間を見積る方法のことです。

PTS法は、Predetermined-Time Standardsの略で、事前に決められた時間の標準値を意味します。

種類には、MTM法、WF法、MODAPTS法などがありますが、基本的には同じ考え方で分析を行います。

PTS法では、「あらゆる作業は、ある基本的な動作の組み合わせにより成り立っている」と考えます。
複雑な作業でも、細かな視点で見てみると、基本動作が連続しているだけであり、基本動作に時間設定を行えば、作業全体の時間も算出できるという考え方がベースとなっているのです。

あらかじめ定めた時間値表を活用して分析するのがPTS法

PTS法では、人間の自然な動作には、身体に障害がなければその動作時間値に個人差はほとんどないと考えます。

動作とその所要時間を定めておくことで、必要時間を予測することが出来ます。
作業のどこにムダ・ムラ・ムリがあるのか、時間の尺度で評価することが出来るようにもなります。

あらかじめ定めた時間値表を活用して分析するのがPTS法です。
動作を分類し、その動作の種類、大きさ、動作にかかる条件によって時間値を割り当てることにより、科学的に標準時間を見積るのです。

PTS法のメリットとデメリット

PTS法のメリットには、まだ作業が実際に行われていなくても、その方法・条件さえ分かれば必要時間を算出できることが挙げられます。
また、細かく分析された動作内容や時間値により、良い作業の設計や改善に役立つこと等もメリットです。

一方、PTS法のデメリットには、正しく分析出来るようになるために、一定期間の訓練が必要であることが挙げられます。
また、主に手作業で行う工程で利用出来るものであり、機械作業の時間算出は出来ないこと等はデメリットとなります。

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