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IE手法の活用においては改善の基本スキルも必須
IEそのものの手法だけでダメ!改善のスキルも必要
IE手法を活用して最善の作業方法を見出す。
そのためには、正しい考え方と手順を踏むことが大切です。
特に大事にすべきこととしては、
・事実やデータに価値を置くこと
・事実やデータに基づいて考えること
・事実やデータに基づいて報告すること
・事実やデータに基づいて話し合うこと
等が挙げられます。
そして、作業の真の目的をつかむことも忘れてはいけません。
観察や分析をしている作業の真の目的は何かを忘れてしまうと、本質から外れた改善しかできなくなってしまいます。
例えば、運搬はモノをある場所まで届けるために行ないますが、真の目的は、適切なタイミングで安全に楽に、そして早くモノを届けることです。それを忘れて、人の稼働が上がるからと言って、運搬の回数を増やすなどの本末転倒なことを考えてはいけません。
IEの手法を学習し活用していく上では、IEそのものの手法だけではなく、改善そのものの基本スキルや考え方をしっかり身に付けることが大切です。
IE改善の6つの基本スキル
IE改善の基本スキルを6つ挙げてみます。
1つ目は、問題に気付く力です。
2つ目は、最後までやり抜く忍耐力です。
この2つは当然ではあるものの非常に重要なスキルです。
3つ目は、改善の正しい進め方の理解力です。
4つ目は、三現主義で問題と向き合う行動力です。
5つ目は、問題を課題へ落とし込む力です。
6つ目は、原因を見つけて取り除く力と正しく原因を導き出す力です。
3つ目から6つ目までの基本スキルは、当たり前のことではありますが、決しておろそかにしてはいけない大事な視点ですね。
それぞれの詳細に関しては、法人向けサービス(有料)にて詳しく解説しています。
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