- 2020年7月9日
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レーティングの考え方と評価方法【IE実践講座 時間研究:第2章】
第2章:レーティングの考え方と評価方法では、作業時間の実情、特に作業速度を正しく捉えるために欠かせないレーティングについて学習を行います。
講座「i-004:時間研究の考え方と活用法」では、時間研究はどういうものなのか、定義や考え方、実際の活用方法について学習を行ないます。
第2章:レーティングの考え方と評価方法では、作業時間の実情、特に作業速度を正しく捉えるために欠かせないレーティングについて学習を行います。
本ページは、IE実践講座「i-004:時間研究の考え方と活用法」からMODAPTS法について一部抜粋してお送りしています。 ※全章を学習の場合は、法人向けサービスをご検討ください。 MODAPTS(モダプツ)法とは何か?考え方と基準値について解説 M […]
PTS法とは、人が行う作業を基本動作(微動作レベル)まで分解し、その基本動作に前もって定められた時間を算出し、そこから作業時間を見積る方法のことです。PTS法は、Predetermined-Time Standardsの略で、事前に決められた時間の標準値を意味します。種類には、MTM法、WF法、MODAPTS法などがありますが、基本的には同じ考え方で分析を行います。
標準時間とは、決められた方法と設備を用いて、決められた作業条件の下で、一定の熟練度を持った作業者が標準的なスピードで作業を行う時に必要な時間のことです。標準時間においては、あくまで「標準的なスピード」が基準です。能力が高い人を基準にするわけではありません。
レーティングとは、観測対象作業のペースと正常なペースとを比較し、観測対象作業の中に潜む問題点を明らかにするための分析のことです。レーティングは、「ペースレーティング」あるいは「パフォーマンスレーティング」とも呼ばれています。
動作研究は、方法研究に属する手法の1つです。あらゆる仕事には、必ず一番良いやり方があります。本講義では、ただ漫然と現場を眺めるのではなく、一番良いやり方を追求する姿勢=モーション・マインドを持つために必要な知識について体系的に学んでいきます。