間違って使っていませんか?ビジネスで使いがちな敬語表現【社会人1年目に知っておくべきビジネスマナー】の学習ページです。意外と間違ってしまいがちな敬語表現をこのページでおさらいしましょう。
ビジネス敬語
自分ではわかっているつもりでも、意外と間違った使い方をしている人も多いのではないでしょうか?
間違いやすい敬語の表現をまとめましたので、自分が普段使っている言葉が正しいかどうかチェックしてみましょう!
二重敬語
丁寧に言おうと意識しすぎると二重敬語になってしまうことがありますが、実は下記に載せた表現は間違いです。普段、当然のように使っているものがないか、チェックしてみましょう。
◆ご覧になられましたか?
「ご覧になる」と「~られる」という二つの尊敬語が重なっています。
「ご覧になりましたか?」が正解です。
◆おっしゃられました
「おっしゃる」と「~られる」という二つの尊敬語が重なっています。
「おっしゃいました」が正解です。
◆お見えになられました
「お見えになる」と「~られる」という二つの尊敬語が重なっています。
「お見えになりました」「お越しになりました」が正解です。
◆拝見させていただきます
「拝見する」と「~させていただく」という二つの謙譲語が重なっています。
「拝見します」が正解です。
◆お伺いいたします
「お伺いする」と「~致します」の二つの謙譲語が重なっています。
「伺います」が正解です。
間違えやすい敬語表現
◆とんでもございません
「とんでも」と「ない」に分かれている言葉ではなく、「とんでもない」という形容詞です。
「とんでもないです」「とんでもないことでございます」が正解です。
◆どうかいたしましたか?
「いたします」は自分がするときに使う謙譲語です。
「する」の尊敬語は「なさる」なので、「どうかなさいましたか?」が正解です。
◆お休みをいただいております
休みをもらっているのは自社からなので、自社に対する敬意になってしまいます。
「休みを取っております」が正解です。
◆○○様でございますね
「ございます」は「ある」の丁寧語なので物に対して使います。
「○○様でいらっしゃいますね」が正解です。
◆お名前をいただけますか?
「いただく」は物に使う謙譲語です。
名前はもらう物ではないので、「お名前を伺ってもよろしいですか?」が正解です。
まとめ
正しいと思って普段使ってしまっている言葉はなかったでしょうか?
相手に尊敬の気持ちを示すための言葉も、使い方を間違えてしまうと逆に失礼な印象を与えてしまいます。
これを機に正しい敬語を使うことを心がけましょう!